カナディアン・ソーラー 中国セル工場が竜巻被害もパネル供給に影響なし
世界大手太陽光発電システムメーカーのカナディアン・ソーラー(ショーン・クーCEO)は、6月23日午後に中国の江蘇州で発生した竜巻が、同国阜寧(フーリン)県にある同社セル工場に直撃、現地時間で同月24日18時時点で操業停止したことを発表した。
同社によると工場屋根上に設置してあった太陽光発電などが飛ぶだけでなく、施設全体に大きな被害があり、幸い死亡者は出なかったが従業員75人が怪我をしたという。
阜寧セル工場は同社が保有する2つの中国内セル工場の中で比較的小規模な工場だが最新鋭の設備を保有してお、第3四半期(16年7~9月)は全セルの内約15~20%がこの工場で生産予定であった。
現在同社では、蘇州工場やタイ新工場における増産や、一部外部サプライヤーからの調達を実施することを決定しており「これらの対応策により、すべてのモジュールを遅延なく皆様に供給できる見通し」としている。なお、阜寧工場の操業再開については、今後状況を見ながら判断するという。