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改正FIT移行で太陽光など申請・審査状況に遅れ

2017.06.20

カテゴリー :太陽光,政策

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 経済産業省資源エネルギー庁は6月19日、改正FIT制度下での新規認定申請等における審査状況について大幅な遅れが出ていることを公表。「申請者の皆様にはご迷惑をおかけしておりまして、大変申し訳ありません」と異例のコメントを出した。
 今年4月から施行された新たな固定価格買取制度での新規認定申請は3月21日から受付を開始していた。申請が到達してから認定を行うまでの標準処理期間は1~2ヶ月であったが、新制度への移行に伴い、①申請項目や必要書類が増加、②電子申請システムを刷新したことで1件当たりの審査時間の長期化、③申請不備率の大幅な上昇等により審査期間が長期化、不備のないもので3ヶ月程度の時間を要しているという。また、昨年度までに認定を取得した案件の移行手続についても、審査が遅れ不備のないものでも2ヶ月以上の時間を要しているケースがあるとしている。対策として、暫定的な審査フローの見直しや体制強化を図り、審査の迅速化を図っていくとしているが、販売店の資金繰りなど経営問題に直結する可能性を秘めており同問題は暫く尾を引きそうだ。【これまでの状況は本誌No.29号既報】

【参照URL】
新制度での新規認定申請等における審査状況について

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