ソーラーフロンティア（平野敦彦社長）は2018年1月より、出力や機能性を向上させたCIS薄膜太陽電池パネルを発売する。
　このほど発表した新製品『SFKシリーズ』では、太陽電池セルの製膜プロセスを大幅に改良したことで、出力は180W・185Wと従来品の175Wから最大10W増加、さらに構成材料の変更や新しいフレーム構造の採用により、排水性や軽量化など機能面の向上も図った。質量は18.5kgと従来比1.5kg減を実現している。またパネル表面に露出していた銀色の配線をなくし、黒一色とするなど意匠性にも配慮した。今後は積雪などに備えて耐荷重を高めた新製品の投入も計画している。
　新シリーズは同社主力工場である国富工場(宮崎県)で生産し、受注は17年9月8日から、出荷は18年1月5日からを予定している。なお、新製品の発売に伴い、現行の「SFシリーズ」の一般販売は17年末をもって終了する見通し。