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シャープ、太陽電池事業切り離しについて「現時点でその判断はない」

2016.02.04

カテゴリー :太陽光

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 シャープ(髙橋興三社長)は2月4日に開催した第3四半期の決算発表会において、鴻海精密工業(以下、鴻海)と産業革新機構の2社が提案する経営再建案に絞ったことを明かした。髙橋社長は「現時点では人材などのリソースは鴻海との交渉の方に投じているが、これから両社の案を公正に吟味し1ヶ月を目処に決断する」と話している。
 また「再建案によっては太陽電池生産の切り離しは有り得るか?」という本誌の質問に対して「ソーラーシステム事業からエネルギーソリューション事業に移行した今、太陽電池パネルが事業の中心、特に生産が中心という状況になっていない。エネルギー事業の1つのツールとして必要であると考えているが、事業としてはHEMSや蓄電池を組み合わせたソリューションビジネスを膨らましていく方針。もともとこれを目指してエネルギーソリューションという名称にした。では太陽電池を撤退するのか、という話になるが、現時点ではそういう判断はしていない」と回答した。

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