東芝、世界最高効率22.1%の太陽電池パネル 発売
東芝エネルギーシステムズ(油谷好浩社長)は5月上旬より、同社「Sシリーズ」の最上位プレミアムモデルとなる住宅用太陽電池パネル2機種(360W・22.1%/265W・21.3%)の販売を始める。低価格帯ながら高効率化を図ったエクセレントモデル(250W・20.1%)もラインナップし拡販に乗り出す。
全モデルにおいて、表面から電極をなくし裏面に設計する「バックコンタクト方式」を採用。デザイン性だけでなく反射による光の損失を減らす「ARコート(反射低減シート)」により発電効率を高めた。プレミアムモデルは現行Sシリーズ(345W)と同じ大きさながら変換効率を向上させ量産レベルで世界最高効率を実現(同社調べ)。サイズが異なる360Wと265Wを組み合せることで、様々なタイプの屋根に効率よく設置できるなどの特徴がある。製品出力保証期間は無償25年。出力の下限値に対し、従来は設置完了日から25年以内に80%未満になった場合を対象としていたが、今回から90%未満になった場合まで拡大。パワコン等の構成機器の保証期間は15年間としている。