蓄電システムメーカーのエリーパワー（吉田博一社長）は4月より、このほど開発したリチウムイオン電池を採用したハイブリッド蓄電システム『POWER iE5 Link』を出荷開始する。蓄電容量は用途に応じて5.4kWhと蓄電池ユニットを２台接続した10.8kWhを選べる。10.8kWhであれば、定格出力2.0kVAで約240分間電力供給できるとする。パワーコンディショナは、質量・サイズともに従来品の約半分となり、壁掛けタイプにしたことで設置床面積の省スペース化を実現している。加えて、LTEとBluetooh5を組込んだ無線通信機器を標準搭載、ドコモのLTE回線を活用した24時間365日、製品の状態を見守る『ごあんしんサービス』を提供する。保証については蓄電池ユニット10年、パワコン15年。市場想定価格は5.4kWhで約180万円、10.8kWhで約280万円とし、初年度1万台を目標としている。