JPEA、注意喚起 水没・浸水時の太陽光発電設備 感電の恐れ
太陽光発電協会(JPEA)は9月11日、太陽光発電設備が水害によって被害を受けた場合の対処について、水没・浸水している時に接近又は接触すると感電する恐れがあるため、不用意に近づいたり触れたりしないよう注意を呼びかけている。
被害への対処にあたっては、50kW未満の太陽光発電施設の場合は販売施工事業者、50kW以上の太陽光発電施設の場合は選任されている電気主任技術者に連絡し対策をとること。
水害によって被害を受けた太陽電池パネルは、絶縁不良の可能性があり、接触すると感電する恐れがあるため触れないようする。復旧作業等でやむを得ず取り扱う場合でも、素手は避け、感電対策(ゴム手袋、ゴム長靴の使用等)などで感電リスクを低減すること。
複数枚の太陽電池パネルが接続されたまま飛ばされたり流されたりした場合は、接続活線状態であれば日射を受けて発電し高い電圧/電流が発生するため、周辺にロープを張るなど、関係者以外が不用意に立ち入らないような対策を実施すること。
浸水したパワコンは、直流回路が短絡状態になる可能性があり、太陽電池パネルが活線状態の場合には、短絡電流が流れることでショート、発熱する可能性がある。ショートしている状態が見える場合には、販売施工事業者に連絡し対応をとる。取り扱いにあたっては、パネル同様に感電対策を行い、パワコンの遮断器を解列することを推奨するとしている。