オムロン、出力制御対応ユニット HEMS連携機能強化
オムロンは、今春発売した出力制御対応ユニット『エナジーインテリジェントゲートウェイ』の機能アップモデルを10月に発売する。HEMS連携機能を強化した。価格はオープン。住宅用は3年間累計で20万セットの販売目標を立てている。
同ユニットは、住宅内の発電・消費電力量などをタッチパネルで簡単に確認できるもの。同社製パワコンと併設することで出力制御に対応。消費の内訳や太陽光以外の「見える化」できることから簡易的なHEMS機能を有す。
新モデルは発電やパワコンの情報などを共通プロトコルである「 ECHONET -Lite 」で HEMS コントローラ側に直接データ送信する機能を追加。専用のセンサ計測なしでデータ管理ができるようになった。これまではパワコンとHEMSコントローラを直接通信する仕組みがなく、太陽光の発電量を計測するには専用センサを使用する方法が主流であったという。新機能により制御とエネマネの役割を明確化した。メーカー不問で住宅全体のエネルギー情報の見える化や太陽光発電システムの監視を集約することでHEMSサービスの価値向上が期待できる。