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4Rエナジー EV使用済電池利用の実証結果を報告

2017.06.21

カテゴリー :EV・PHV,太陽光,蓄電池

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 蓄電システムメーカーのフォーアールエナジー(牧野英治社長)は、昨年9月から今年3月までの期間、新潟県と共同でEVの使用済み電池を利用した蓄電システムの実証実験を行ったが、このほど同事業の結果を報告した。実証は太陽光発電4.16kWと、3年間使用のEVから取り出した使用済み電池蓄電システム9.6kWhを組み合わせ、再エネを安定的に利用できるかを確かめるというもの。報告では「使用済み蓄電池は、蓄電池として十分な性能を有し、その蓄電の効果で、太陽光発電の余剰電力の出力を平準化することが検証された」とした。採算性については「商品化、量産化されていない中、使用済み蓄電池設備の採算性は悪く、今後の蓄電池の需要増加により更なるコストダウンが必要になる」とするも「使用済み蓄電池の回収拠点の拡大、蓄電池設備運用中の点検、保守(交換)」など使用済み蓄電池の需要拡大とともに、新たな事業の可能性も見えたようだ。

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