一般社団法人環境共創イニシアチブ（SII）は３月１６日、平成27年度補正予算「住宅省エネリノベーション促進事業費補助金」の一般公募の詳細を明らかにした。
　補助対象は、断熱材・窓（ガラス・サッシ）、蓄電システム、高効率給湯機。ただし前提として、既築住宅等の改修で住宅全体の一次エネルギー消費量（省エネ率）15％以上の削減が見込まれることを必要とする。改修による省エネ率15％以上を達成するためには、SIIが作成した早見表が利用できるが、その場合、高効率給湯機による一次エネ消費量の増減は考慮しない。早見表を使用せず個別で計算する場合は、加味しても良いとする。この他、交付決定通知日以降に契約・工事着工すること、導入・改修する対象製品の性能が損なわれないように、適切に施工されていることが確認できることなどの要件も用意。特に現場吹込み、現場吹付け断熱材については、予めSIIに登録されたメーカーが指定する施工会社で施工することとしている。また真空断熱など特殊な素材や工法で断熱改修する場合は、申請書提出前にSIIへの相談が必要となる。
　補助額や申請スケジュールなどの概要は表の通り。