旭化成、売上高4%増1兆9864億円、純利益4%増1056億円
旭化成は5月12日、15年3月期決算を公表。売上高は対前年比4%増1兆9864億円、営業利益同10%増1579億円、経常利益16%増1665億円、当期純利益同4%増1056億円の増収増益。建材事業や医薬事業で販売が減少したもののケミカル事業、クリティカルケア事業が好調に推移した。
セグメント別には住宅・建材部門の売上高が同2%増6038億円、営業利益同8%減630億円となった。住宅事業は集合住宅を中心に引渡戸数が増加したものの、資材費や販売促進費などの販管費が増加。不動産部門では賃貸管理事業が堅調に推移するも、リフォーム部門で消費税増税前の駆け込み需要の反動により受注が減少した。一方の建材事業は軽量気泡コンクリートが堅調に販売を伸ばしたが、高性能フェノールフォーム断熱材の販売量が減少したことに加え、新製造設備の償却費が増加したとしている。