河村電器、宅配ボックス市場へ新規参入
スマート分電盤大手の河村電器産業(水野一隆社長)は配電・制御設備を収納するキャビネット製造技術を応用し宅配ボックスを開発。12月19日より販売を始め同市場へ新規参入する。
同社は電気設備を保護するための鉄・ステンレス製のボックス製造を得意とする。防水性が高くサビに強いなどの特徴がある。この技術を元に第一弾目ではアパートなど小規模な集合住宅向けに展開を始める。種類は2段・3段タイプを用意。標準価格はそれぞれ151,000円と196,300円(税別)。電気工事不要で暗証番号キー(ワンタイム式)を採用している。18年内にはバリエーションの拡充を計画するなど再配達問題解消に向け「電気安全から荷物の安全も」をテーマに老舗企業が動き出した。