DIC、現場加工可能なパッシブ蓄熱建材 開発
DICは7月11日、現場加工可能なパッシブ蓄熱建材「蓄熱シート」を開発したと公表。従来できなかった建築現場でのカットやビス打ちなどが可能になるとしている。潜熱蓄熱材は、固体―液体間の相転移時の温度特性を利用した材料であるため融点以上の温度では液状化する。建材には従来からラミネートパッケージ化した材料が使用されてきたが、サイズ変更が難しく作業性も悪かったという。同社は独自の塗工・配合技術により潜熱蓄熱材料を樹脂に分散してシート化することに成功。パッケージ製品と同等の性能を有した同製品を生み出した。既にOMソーラーが採用することが決定している。販売は同社グループで建築建材の販売・製造を担うDICデコールが7月より開始するとした。