田淵電機、タイ新工場 本格稼働開始
田淵電機(貝方士利浩社長)は9月14日、投資額約15億円をかけタイ国田淵電機(杉谷純之介社長)内で進めていた新工場の建設工事を終え製品出荷を開始した。主に北米向けの太陽光発電用パワコンの供給拠点となる。
同社は東南アジアを管轄する拠点として、87年にタイ国田淵電機を設立。高周波・低周波トランスからパワコンへと事業領域を拡大。近年、太陽光発電の普及拡大に伴う需要増に対応するため新工場建設を決めた。パワーエレクトロニクス事業ブランド「EneTelus」(エネテラス)製品の生産能力を高め、効率的な生産基盤を構築。生産ラインの配置改善や新機器の投入により、製造従事者一人あたりの生産性を高めた。今後も需要動向を見据え、生産ラインの拡充を検討している。