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4R EV使用済み電池のリユース工場を開所

2018.03.26

カテゴリー :EV・PHV,蓄電池

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 日産自動車と住友商事の合弁会社で蓄電システムメーカーのフォーアールエナジー(牧野英治社長)は3月26日、日本初となる電気自動車(EV)使用済みバッテリーのリユース工場を福島県浪江町に開所した。全国から回収した日産リーフの使用済みバッテリーを再利用・再製品化し、EV向け交換用再生電池や大型蓄電システム、電動フォークリフト等に採用していくとした。EVにはバッテリーの容量保証が設けられ、搭載したバッテリーが5~10年で7、8割程度まで劣化すると、航続距離の問題からEV用としての役目を終える。しかしながら、車載用では使えずとも、他用途で二次利用できる残存容量を持っている。同社は、この中古バッテリーの有効活用に着目し設立。中古電池の性能を短時間で測定できる技術開発に成功するなど再利用・再製品化のノウハウを蓄積してきた。今回開所した⼯場は、グローバルな開発拠点としての機能と製造拠点としての機能を有する、国内唯一の再利⽤・再製品化拠点となる。なお同⼯場は、東⽇本⼤震災後に浪江町が整備する企業⽴地の第⼀号であり、地域経済再⽣や町の発展にも寄与していくとした。

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