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パナソニック、 豪州の電力小売会社3社と年内に蓄電池実証実験開始。同国及びニュージーランドで住宅用蓄電池販売も

2015.06.03

カテゴリー :蓄電池

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パナソニック(津賀一宏社長)は、オーストラリアの電力小売会社3社とともに、同国の電力需給環境の緩和を目的とした実証実験を今年内に開始すると6月2日に発表した。同社の住宅用蓄電池システムを既存の太陽光発電システム設置済み住宅に設置することで、系統電力への負荷を軽減し、環境に配慮した電力の有効活用を目指す。同社は現地子会社のパナソニックオーストラリア(ポール・リード社長)とともに、実証実験に向け各社へ働きかけてきた。パートナーシップを結ぶのは、アクチェエイジーエル、アルゴン、レッドエナジー(スノウィーハイドロ社傘下)の3社。いずれもオーストラリアの大手電力小売業者だ。パナソニックの住宅用蓄電池システムを利用し、デマンドレスポンスコントロール機能により、電力会社らが蓄電池の充放電制御を担う。パナソニックは、6月3~4日にシドニーで開催するエネルギー関連の展示会『AES』で、同蓄電池システムを展示予定だ。
また、パナソニックオーストラリアがオーストラリアとニュージーランドの住宅用蓄電池システム販売に乗り出すことも同日に発表した。パナソニックでは、海外の蓄電池事業で18年度までに売上高100億円を目指している。

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