日本コムシスグループの日本エコシステム（白髭博司社長）は3月16日、消費者が初期投資費用ゼロで太陽光発電システムを屋根に設置でき、電力小売事業に参加できる『じぶん電力』事業を開始した。太陽光発電システムに興味があっても金額面で購入を断念する潜在顧客の掘り起こしを狙う。2年間で1万棟、5年後に10万棟への設置を目指す。
　同事業は、ソーラーフロンティア製の太陽光発電システムとＮＴＴスマイルエナジー製のモニターで構成されたシステムセットについて同社がユーザーに無償で設置する。太陽光で発電した電気は優先的に宅内へ供給され、消費者はこれに対して電気代を日エコに支払う。日エコは余剰電力を売電し電力小売事業に活用する。曇天時や夜間など太陽光発電で賄いきれない場合、日本エコシステムが国内最大の新電力会社であるエネットより調達し電気を安定的に供給する。
　契約期間は20年で満了し、システム一式がユーザーに無償で譲渡される。太陽光発電システム普及の新たな切り口となるかに注目が集まる。
　なお、設置希望者には３月３１日までキャンペーンを行っている。詳細は以下のＵＲＬ。
http://www.jibunden.com/