月刊スマートハウス

  • 業界ニュース
  • 会社概要
  • お問い合せ

伊藤忠 AI搭載の新蓄電システム今夏より本格展開

2018.01.29

カテゴリー :蓄電池

印刷する

 伊藤忠商事(岡藤正弘社長)は今夏より、AIを標準搭載した家庭用蓄電システムを販売する。英国で蓄電システムのAI制御技術を手掛けるベンチャー企業、モイクサエナジーホールディングス(以下、モイクサ)と資本業務提携し、同技術をベースとしたソフトウェアを採用する。気象予報やユーザーの電力需要、太陽光発電の発電予測等を分析・学習し、蓄電池の最適な充放電を行うことができ、将来的にはVPPや今後期待されるEV(電気自動車)の充電マネジメントなど多角的なビジネス展開を狙う。
 モイクサは、英国を中心に1,000台以上の家庭用蓄電システム販売の実績を持ち、すでにAI技術ソフトウェアを活用して蓄電池を群制御し、余剰電力を電力事業者に販売するなど分散型エネルギーの最適制御オペレーションを実現している。今回の提携を通じ、モイクサの持つエネルギー最適制御ソフトウェア『グリッドシェア』の中でも、一般需要家向けの『グリッドシェアクライアント』の国内独占販売権を取得した。共同で『グリッドシェア』を国内仕様化し、同プラットフォームを活用した蓄電池最適オペレーションサービスを展開する方針である。

  • 最新号から年間12冊の一括購読を申し込む
  • バックナンバーを購入する