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太陽光発電協会、PV技術者育成に新制度

2017.06.06

カテゴリー :太陽光

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 太陽光発電協会は6月5日、住宅用太陽光の施工品質向上を目的に創設され約3000名のスペシャリストを輩出した「PV施工技術者制度」を刷新。17年度中に新たな資格制度「PVマスター施工技術者」と「PVマスター保守点検技術者」の2制度の準備を進めていることを明らかにした。FIT制度導入以降、変化した市場環境に対応するため。12年より「PV施工技術者制度」に基づき行ってきた「PV施工技術者認定試験」は16年10月に実施した第6回をもって最終となった。今後従来の枠組みにおける試験及び新規の「PV 施工技術者」の認定は行われないが、既に同資格取得者にはステップアップ認定が可能としている。新制度の詳細は8月頃を予定しているが現段階で公開されている概要は下記の通り。

【PVマスター施工技術者】
・「PV施工技術者制度」で対象にしていた住宅用に加え、地上設置を含む全ての太陽光発電設備の施工を担える技術者を認証
・ JPEAの認証する研修機関で、PVマスター施工技術者研修を修了することが認定試験受験の要件
・ 従来の「PV施工技術者」有資格者は、追加される領域の学習により「PVマスター施工技術者」にステップアップ認定可能

【PVマスター保守点検技術者】
・『太陽光発電システム保守点検ガイドライン』(日本電機工業会・太陽光発電協会技術資料:16年12月28日制定)に基づく設備の保守点検の知識、技術が習得されたことを認証
・認定試験受験用のテキスト(JPEA発刊予定)を基にしての独習による認定試験受験
・受験のためのセミナーも随時開催予定
・認定試験受験の有資格者は、JPEAが認定する「PV施工技術者」「PVマスター施工技術者」及び「電気主任技術者」「電気工事士」

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