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三菱電機 HEMSのソフトウェア更新

2017.05.25

カテゴリー :HEMS

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 三菱電機(柵山正樹社長)は、自社製HEMS及び太陽光発電システム向けカラーモニタ用の情報収集ユニットにおいて、6月20日にソフトウェアをインターネット経由で自動更新する。また、HEMSの表示・操作用タブレットとスマートフォン向けHEMS用アプリのアップデートも6 月30 日に開始する。これにより、部屋の温度と電力使用状況をスマホで確認したり、太陽光と蓄電池を制御するハイブリッドシステムをHEMSに接続可能としたりできるようになる。
 今回6月20日にソフトウェア更新が行われるは、『三菱HEMS「HM-ST03」』と、住宅用太陽光発電システム向けカラーモニター『エコガイド®「PV-DR006L-SET」』の情報収集ユニット。大きく3つの機能が拡充された。
 1つ目は、知らせてほしい部屋のエアコン等で検知した部屋の温度が設定した『見守り温度』より高くまたは低くなった場合、スマートフォンへプッシュ通知を送ることができるようになった。外出中に留守中の家の温度をタイムリーに把握することができ、遠隔で好みの暑さ寒さへのコントロールが可能となる。また、家の電気使用量が、設定しておいた電力を超えそうな場合にも、スマホへプッシュ通知でき、外出中でもアプリで電気機器を制御できるため電気代を削減できる。また、スマートメーターで計測した過去1 年間の各月のピーク電力のうち、最も大きい値を契約電力とする制度(実量制)の電力プランを契約している場合には、最大需要電力増加による電気代の高額化を防止できる。
 2つ目には、三菱HEMS にオムロン製、田淵電機製の太陽光発電と蓄電池を合わせて制御するハイブリッドシステム2機種が追加された。これにより、太陽光発電の発電量と蓄電池の充放電量や残量をタブレットやスマートフォンで見ることもできる。接続機器は、三菱電機製14 機種、他社製5 機種の計19機種に拡大された。
 3つ目は、情報収集ユニットに別売りのUSBドングルを接続すると、スマートメーターが計測・収集する瞬時電力や積算電力量の情報を、タブレットやスマートフォンに表示可能となった。エネルギー計測ユニットや計測機能内蔵型分電盤が無くても手軽にHEMS の機能を利用できるようになっている。

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