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経産省、スマートホーム拡大に本腰 実証整備開始

2017.05.25

カテゴリー :ZEH・スマートハウス

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 経済産業省は5月24日、スマートホーム分野における新ビジネス創出に向けた実証実験「スマートホームに関するデータ活用環境整備推進事業」を始めた。他社間で情報連携するためのルール作りやセキュリティ対策等を検討するため同日に「第1回事業環境構築検討会」を開催。データプロファイル、セキュリティ・製品安全、リコール・リサイクル、プライバシーとデータ活用ルール、サービス創出などを主テーマに意見交換が行われた。戸建分野は大和ハウス工業、集合住宅分野は積水ハウス、サービス実証には日立製作所がそれぞれコンソーシアム代表として同事業を推進する。
 IoTやAI拡大により様々な分野で生産性向上や新ビジネス創出が期待されている。スマートホーム分野は「新産業構造ビジョン中間整理」(平成28年4月27日産業構造審議会新産業構造部会)で製品情報の把握によるリコール回収率の向上やリサイクルの円滑化、家庭部門の省エネルギー化といった社会課題解決に貢献するとして有力視されている。同事業では、家庭内機器のネットワーク化やそれによる新ビジネスに必要となる環境整備に向けた実証が行われる。今後、テーマ毎のサービス創出に繋げ、各個人がライフスタイルに応じて生活空間のカスタマイズが可能となるスマートホームの社会実装を目指す。実証体制図は下記の通り。

 

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