カネカ（角倉護社長）は、押出法ポリスチレンフォームのカネライトフォーム全品種の価格改定を行った。４月１日出荷分より現行価格から15％値上げした。押出法ポリスチレンフォームの主原料であるポリスチレン樹脂の価格が、昨年12月の原油協調減産合意以降、スチレンモノマー価格の高騰とアジアの需要増により上昇しているため。コスト圧縮など事業収益の改善に津とみてきた同社だが、今後の安定供給のため、需要家への価格転嫁を実施せざるを得ないと判断したとしている。