クレハ、LiB用PVDFバインダーの設備を増強
機能・化学・樹脂製品を手がけるクレハ(小林豊社長)は11月14日、リチウムイオン二次電池のバインダーとして使用されるフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)の需要拡大に対応するため同社福島県いわき事業所の製造設備を2000トン/年 (一般グレード換算) 増強することを公表した。投資額は47億円。18年秋の稼働を予定する。なお、バインダーとは正極材をアルミ箔に、負極材を銅箔に塗布するときに使用する接着剤のことで、同社はLiB用PVDFバインダーの世界市場において50%を超えるシェアを持つとしている。