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東芝 住宅用太陽光パネルで新製品、世界最高効率パネルもアップグレード

2016.09.17

カテゴリー :太陽光

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 太陽光発電システムメーカーの東芝(綱川智社長)は、太陽光発電パネルの新製品を10月11日から順次発売する。
 出力250Wで認知されてきた「Sシリーズ」は、変換効率をさらに向上させた345Wに加え、253Wタイプをリリースする。また新たに準高効率パネルと位置付けられる「Jシリーズ」240Wと、コストパフォーマンスに優れる「GXシリーズ」255Wの計3シリーズ4製品が加わる。従来からの高効率製品に加え低価格帯のパネルのラインアップを拡充したことで、より顧客ニーズの多様化に対応する。
 最上位機種の「Sシリーズ」345Wパネルでは、最大モジュール変換効率21.2%と世界最高値を実現。253Wタイプも最大モジュール変換効率20.3%と世界的にみても高い水準の変換効率となっている。また、同シリーズは高い変換効率に加え、サイズが異なる253Wモデルと345Wモデルを組み合せることで、空きスペースを無駄なく使える効率の良い設置が可能であるため、従来では配置することができなかった屋根スペースの活用が見込める。またパネルの縦置き設置も可能であるため、限られた屋根面にも効率良く積載できる。
 「Jシリーズ」の新製品は、PERC構造と高効率単結晶セルの採用により、最大モジュール変換効率18.5%、出力240Wの高効率・高出力を実現し、一般的な高効率パネルの価格より優れたコスパで提案できる。
 「GXシリーズ」は、高効率多結晶セルを採用することで最大モジュール変換効率15.6%、出力255Wを実現し、さらに価格を抑えた。
 新製品の出力や機器の保証期間についても「Sシリーズ」、「Jシリーズ」では、従来の10年から25年に延長。「GXシリーズ」の出力保証期間も従来の10年から20年に延長している。

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