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河村電器産業、2段階遮断タイプの感震ブレーカ発売

2016.09.01

カテゴリー :分電盤

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 河村電器産業(水野一隆社長)は9月1日、即時遮断と一定時間後の遮断機能を併せ持つ感震ブレーカ機能付ホーム分電盤の販売を開始した。
 同社が業界に先駆けて販売に注力してきた感震ブレーカとは、震度5強以上の強い揺れを感知すると3分間の警報後、主幹ブレーカを自動的に遮断して電気の供給を止める機能を持ったもの。夜間避難時等に照明を確保するため一定時間が設けられている。一方、電気ストーブなど発火リスクの高い電化製品は、地震発生直後に電気を遮断した方がより安全だというニーズを受け、今回新たに「一定時間後の遮断」と「即時遮断」という2つの機能を盛り込んだ製品を開発した。
 近年、大規模地震発生時において電気が原因となって起こる「電気火災」が問題となり、その対策として、強い揺れを感知すると自動的に電気を遮断する感震ブレーカの普及が進ん
でいる。16年3月には日本電気協会の民間規格「内線規程」が改定され、地震時等に著しく危険な密集市街地の住宅などに感震ブレーカを設置することを勧告し、それ以外のすべての地域の住宅などに感震ブレーカを設置することが推奨されている。

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