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ソーラーパートナーズ 太陽光発電システムの設置工事で立ち会い検査サービス開始

2015.10.28

カテゴリー :太陽光

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 太陽光発電の優良工事会社ネットワークを築きユーザー向け見積りサイトを運営するソーラーパートナーズ(中嶋明洋社長)は、業者の設置工事に立会い工事状況をチェックする『設置工事みまもりサービス』を10月29日より開始した。
 『設置工事みまもりサービス』は、複数メーカーの施工IDと専門の国家資格を持つ同社の施工スタッフが任意で設置工事に立会うもの。見積りサイト運営会社でありながら、複数メーカーの施工IDと専門の国家資格を持つ施工スタッフを有していることを活かし考案された。
 施工管理の基本概念である『QCDS』(Quality、Cost、Delivery、Safety)に、工事もサービス業の一種であるという考えに基づきH(Hospitality)を加えた『QCDS+H』の観点から作成。立ち合い工事におけるチェックリストには、雨漏りリスクに最も影響の大きい防水処理、設置後は見えない位置の配線処理、設置者に対する説明の適切さ、作業場所の養生内容など細かく153の項目を設けている。万が一、基準に満たない項目があった場合、その場で指摘や修正を行うためユーザーへの安心感を担保できる。
 同社はサービス開始経緯について「自然堤防への太陽光発電設備の設置が原因の一つとみられている鬼怒川の氾濫や、福岡での台風15号による太陽光パネル飛散事件など、施工不良による太陽光発電への不安が強くなっている状況を受け、施工会社と設置者以外の第三者の観点から施工品質と工事の安心感を担保するために開始した」とする。
 10月末時点で、ソーラーパートナーズを通じて太陽光発電を購入した全国8か所の設置工事に立会い、適正な工事が行われていることを確認しているとするが、今後は同社を通じて太陽光発電システムを購入した顧客に対して、10件に1件程度の割合で工事立会いを行う予定だ。
 なお、同サービスの対象となるのは、同社を通じて太陽光発電システムを購入した顧客から任意で選択される。料金は無料であるが、希望するユーザーに対しては有償で行うことも検討している。

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