田淵電機は4月より、1月26日に施行された出力制御対応パワコンの出荷を開始した。3月内に三相9.9kW、単相9.9kW、単相5.5kW、単相4.9kW など全モデルについてJET認証を取得。従来より、リモコン（単相用）、マスターボックス（三相用）で情報蓄積と外部通信が可能な制御システムを採用していたことで電力会社の多様な方針に即応できる体制を整えた。
　既に自社発電所で、クラウドによる双方向通信機能を構築。時間と制御率（0-100%）が指定可能なシステムの実証実験を完了している。出力制御は電力会社サーバとの通信が必要となるが、野立てなど通信回線が無い発電所でも3G通信パッケージを用意。今後は『EneTelus クラウド』を立ち上げ、遠隔監視サービスなど付加価値の高いソリューションを提供していくとした。